2021年国際女性DAY特別企画“スクランブルセミナー”で3月27日に開催した【妊活・不妊治療の基礎知識】でたくさんの女性に参加していただきました。その時のアンケートで、パートナー(男性)とどのように取り組んでいけばいいのか悩んでいる女性が多いことに気付きました。
「妊活・不妊治療の基礎知識」セミナーアンケートより
パートナーと参加する不妊治療のお話など、次は聞いてみたいです。 男性はもっと知らないことだろうなと思ったので。
夫婦やパートナーとのコミュニケーションで心がけること。なども知りたいです。
パートナーと話し合うきっかけがなかなかないのが悩みです。
世界保健機関(WHO)の調査によれば、不妊の48%が男性側に原因があるという結果です。前回の参加者も全員が女性でしたし、日本では女性だけが不妊治療を強いられるケースも多いです。レディースクリニックには男性が入れないことも多く、男性が妊活に参加したくても参加できる場が少ないのも原因では?!という思いから今回のセミナー開催に至りました。
夫婦でも!男性1人でも!とにかく、男性が気軽に参加できるセミナーにすることが目標でした。マレーシア・クアラルンプールに本社を置く Lumirous Sdn Bhd(ルミラス)さんと一緒に、日本語と英語の2言語で2日に分け、英語版は2021年8月21日(土)、日本語版は8月22日(日)に開催しました。
目次
セミナー当日の様子
英語版はマレーシアの生殖専門医であるDr. Navdeep、日本語版には助産師である池永みずきコーチにお話しいただきました。
日本語版:女性だけの参加はもちろんのこと、男性だけ、夫婦で参加してくださった方々もいました。また、日本にお住まいの方や、東南アジアにお住まいの方もおられました。特に、海外では日本語で妊活の知識を得ることが難しいようです。
英語版:マレーシア人を始め、オーストラリア人、国際結婚されている日本人の方など、様々な人種、居住国の方に参加していただきました。
セミナー中は顔出し無しでしたが、参加者からはチャットで質問が多く寄せられ、とても活発なセミナーとなりました。
セミナー参加者の声
英語版、日本語版ともに、参加者の満足度は100%!!アンケートに答えてくださった方も多かったので、一部ご紹介させてください。
セミナー運営はどうでしたか?
Aさん:池永コーチがほがらかな笑顔と優しく話してくださるので、シビアになりがちな内容でも非常に聞きやすかったです! チャットにその都度、聞きたいことが質問できるのはとても良かったです。
セミナー内容はどうでしたか?
Bさん:妊活に関して導入編のような内容で、主人と一緒に聞くのにとてもよかったです。また、セミナーの題名が男性に知ってほしいとのことで、前向きに主人を誘って参加することができてよかったです。講師の方の人柄もとても好感が持てました。また、聴講者が意見を言わないといけないという雰囲気ではなく、自由にコメントで発信できるというスタイルが参加しやすく良かったです。
Cさん:男性側が取り組めることを列挙していただき、主人の学びになっただけでなく、私も普段から食事作りの際やサプリを勧めるときに気をつけるポイントがわかりました。
Dさん:夫婦で参加しました。本日はありがとうございました。大変参考になりました。 現在海外に住んでおり、なかなか相談できる方が少ない中で、こういったネット上でのセ
ミナー機会があると、男性側も躊躇が少なく参加できると思いました。セミナーを聞き、どちらに原因があるかを早く特定することがお互いにとって精神的なストレスを軽減し、前に進みやすい環境が整えられると感じました。
こだわりポイントは“すぐ質問”!
今回は、【顔出しなし】を前提としてセミナー開催だったので、WCF(Womencanfly)として初の試み!セミナー開催中リアルタイムで、チャットに質問送ってもらう方法をとりました。
オンラインであっても顔を見ながらお話していると、参加者の反応が伝わってきます。途中で質問をしながらセミナー進めていくことで、参加者との関係もぐっと縮まります。反対に【顔出し無し】のセミナーは初の試みでしたので、参加してくれる方に満足していただけるか不安でしたが、チャット内での質問から参加してくださった方々の反応を知ることができ、参加したくださった方々と一緒にセミナーを作り上げていくことができました!
■セミナー中の質疑応答一部■
Q1:卵子の数はAMH(抗ミュラー管ホルモン)で分かりますが、卵子の質は測定できますか?
A1:体外受精の段階になると、グレードが分かります。
Q2:葉酸は結婚したタイミングで摂取し始めるのが良いですか?
A2:妊娠を希望し始めたタイミングで摂取するのが良いでしょう。妊娠前に栄養素を身体に蓄えておく必要があるので、妊娠の数か月前からの摂取をおすすめします。
Q3:不妊治療で良い病院の見分け方とは?
A3:妊娠を希望するご夫婦がどういう価値観を持っているのか。によって変わってきます。(自然な形で進めたいのか?薬や医療の力に頼るのか?費用も含め、どの段階まで不妊治療を進めるのか?など)夫婦間でしっかりと話合い、価値観を共有しておくことで、それに合った病院を探すことをおすすめします。
Q4:妊活中、過度な運動は女性と同じように男性も避けた方が良いでしょうか?
A4:これまでのライフスタイルでどれくらいの運動をしてきたかによって変わりますが、過度な運動が活性酸素を生み出し細胞に悪い影響を与えるのは事実です。
セミナー概要(日本語版)
今回、日本語版で話してくださった助産師の池永コーチが本当にすごかったです!助産師としての経験や知識を踏まえて49ページの資料を準備してくださり、事例ケースや実際に妊活に取り組んできた人たちの疑問や悩みを取り入れたセミナーで、あっという間の1時間半となりました!
当日の目次
妊活・不妊に悩むカップルの現状
不妊とは-未妊という考え方-
不妊の原因(女性不妊、男性不妊)、リアルケース
自分の体を知るために、妊娠しやすい体って?
不妊治療ってどんなことするの?
パートナーにどう協力してもらう?-男性は妊活に取り組みにくい-
妊娠したらどうなる?
妊娠に至った方のケース
ライフ×キャリア×ヘルスで人生を考える
なかなか妊活セミナーで聞く機会が少ない男性不妊についてや、男性側が気を付けること、夫婦間でのコミュニケーションの重要性、夫婦で気を付ける食べ物や栄養素など、盛りだくさんの内容でした!
パートナーが積極的ではなかったり、一緒にクリニックに通ってくれなかったりでお困りの方!まずは、自宅でチェックできる精子セルフキットを購入されてみてはいかがでしょうか?!
主催者のつぶやき
当日の参加者の中には、「パートナー(男性)が検査をしてくれません。」「パートナー(男性)が積極的でない」とチャットでコメントされている女性陣もいました。そんな中でも、参加男性から下記コメントをいただけ、「あぁ、我が家だけが苦労しているんじゃなく、男性はそんな風に考えているんだな」とリアルな声を聞け、安心していただけたようです。
■セミナー中の男性参加者のコメント一部■
”男性の方が現実逃避している傾向にあると思います。無理してまで子どもはいらないと思ったり、子どもが欲しいという切実さは男性の方が低いんじゃないかと思います。自分自身が男で、幸い、不妊治療で子どもを授かりました。やはり不妊治療に向かう足ははじめは遠かったです。”
また、妊活をする上でパートナーとしっかり話合える関係を築くことが大切なんだなと改めて感じました。
今後の予定
今後取り上げて欲しいトピックなども、毎回いただくアンケートを元に改良し追加できたらと思っています。現在、【英語で学ぶ!‐欧米流‐IKIGAIセミナー】を月に1回開催中です!
また、【キャリアアップに繋がること】や【語学学習】【人生を豊かにすること】など単発のセミナーも企画中です。
最新のセミナー・イベント情報はこちらまで!ぜひ楽しみにされてください。
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