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執筆者の写真WCF TEAM

YouTube「月経カップの使い方」配信 (JP)

更新日:2021年7月14日

Womencanfly (ウィメンキャンフライ)のYouTubeチャンネルが始まりました!第1回目は「月経カップの使い方」です。


助産師のカナさんをゲストに迎え、Womencanfly代表の會澤が気になっていることを聞いていきます。そもそも、第3の生理用品「月経カップ」をご存知ですか?!


月経カップの呼び方:サニタリーカップ,フルムーンガール,ムーンカップ,生理カップ,経血カップ,Menstrual cup(メンストラルカップ) など…

月経カップとは、タンポン、生理用ナプキンの代わりとなる最近話題の生理用品です。生理用品は体の中でもデリケートな部分に触れるので、気になっているけれどまだ試せていないという方も多いのではないでしょうか。


まずは、使い方を知って選択肢を増やしてみませんか?


下の画像クリックで動画「月経カップの使い方(How to use: Menstrual Cup)」↓↓↓

 

月経カップの知識・使い方


YouTube動画の内容から抜粋して、文字でも月経カップの知識や使い方をお届けします。


タンポンやナプキンとの違いとは?

ナプキンやタンポンは経血を吸収して捨てますが、月経カップは経血をためて処理します。1個あたりの価格は生理用ナプキンやタンポンよりも高価ですが、月経カップは半永久的に使用できます。初期費用は高いですが、生理の度に繰り返し利用できるので、長く愛用するほど1回あたりの金額は安くなります。



月経カップの購入場所・方法は?

Womencanflyのメンバーが住んでいる日本・オーストラリア・タイでの月経カップの購入場所や方法をご紹介します。


オーストラリア:価格は約50オーストラリアドル|ウルワース・ホールスなどのスーパーマーケット、プライスラインなどドラッグストアで購入可能。


日本:価格は約4,000円|ドラッグストアの他、Amazonや楽天などのECサイトで購入可能。


タイ:価格は約1,000バーツ|ShopeeやLAZADAなどのECサイトで購入可能。



月経カップを購入する時に気を付けることは?!

出典元:https://divacupglobal.com/en_AU/products
出典元:https://divacupglobal.com/en_AU/products

月経カップのサイズは数種類あります。年齢・出産経験・体型などでサイズが異なります。※各個人差がありますので、目安です。体型・年齢よりも出産経験が一番重要になります。


今回用意した「ディーバカップ」のサイズ展開はこちら。


0モデル:未成年の方、身長が167以下、細身体型の方。


1モデル:30歳くらいまでの方、出産経験のない方、細身~普通の体型の方。


2モデル:30歳以上の方、出産経験がある方、普通~肥満体型の方。



初めての月経カップ!実際に触ってみた

出典元:https://divacupglobal.com/en_AU/products
出典元:https://divacupglobal.com/en_AU/products

會澤(あいざわ):「想像よりも硬い!分厚い!」


メーカーによって厚さや硬さは異なりますが、今回用意した「ディーバカップ」はしっかりしたタイプでした。想像よりも硬いので驚きましたが、しっかりしているタイプは装着している間に漏れる心配がないのがメリットです。そして、膣に挿入するということで気になる大きさは直径が指の第二関節くらい、長さは人差し指くらいです。大きく感じるかもしれませんが、医療用シリコンで出来ているので、簡単に折り曲げることができます。挿入する時には、小さく折りたたんで入れてから膣内で自然に広がります。



6か月前に使い始めたカナさんの実体験!

カナ:「最初かなり手こずりました。10分くらいトイレの中で格闘していました。」


でも、6か月間利用して、今では1~2分で交換できるので全然苦ではなくなりました。最初の練習は、かなり時間がかかるものとして練習してみてください。練習中は時間がかかり、手などが汚れる可能性があります。練習は鍵があってゆっくりリラックスできる環境を整えてください。汚れても洗い流せるのでお風呂場がおすすめです。膣の部分は筋肉なので、緊張していると力が入って中に入りづらいです。もし、1回10分練習してもできないと思ったら、気持ちを切り替えてお茶でも飲み、リラックスしてからもう1回トライしてみるのもいいでしょう。1回挑戦してダメで諦めるというのはもったいないかなと思います。入りにくい時には潤滑油を使って滑りを良くすると、スムーズに入れられます。



挿入には三角折りがおすすめ!

Uの字に折って入れる方法が一般的ですが、この折り方でカナさんが試したところ、最後までしっかり入りきる前に開いてしまい激痛が起こるとがあったそう。そんな経験からたどり着いたのが「三角折り」です。三角折りであれば最後までしっかりホールドでき、途中で開いてしまうことがないので、激痛を感じずに入れることができるそうです。


おすすめの三角折りは、3STEPで簡単にできます!


STEP1:まずは、平らになるようにつぶします。


STEP2:親指を包む形で、三角に折り込みます。


STEP3:しっかり折り込んで、そのまま膣の中に入れます。



月経カップの交換頻度は?!

月経カップの交換頻度は、6~12時間くらいです。月経量は個人差があり、さらに何日目かによっても違うので結構幅があります。もし、2日目など経血が多い日に12時間くらい溜めてしまうとやはり漏れやすくなると思います。漏れるといってもジワジワと漏れるくらいなので、ナプキンを併用すればバッと漏れてしまう心配はありません。月経カップを使い始めた時には、ナプキンもあわせて使用するのが安心です。


交換する目安になるのが、月経カップに刻まれているラインです。今回使ったディーバカップには、7.5mlと15mlのラインがあります。

1日の経血量目安=だいたい30ml
・1回(5~7日間)の月経量は20~140ml
・仮に5日間で割ると、だいたい1日30ml

1日に最低3回交換すると、30ml÷3回で10ml/回。10mlくらいが1回の月経カップに溜まる量ということで、最大15ml溜まりますが、その真ん中くらいの線で交換になる事が多いです。1日に3回替えているけれど、毎回経血が漏れてしまうのであれば、ご自身の月経量が多いという目印にもなります。ナプキンやタンポンでは難しいですが、月経カップを利用すると自分の経血量を知ることができます。



月経カップの交換とは?!使い終わった月経カップはどうするの?!

出典元:https://divacupglobal.com/en_AU/products
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カップを取り出す前に、まずは自分の手を清潔にしましょう!日中は月経カップを膣から取り出して溜まっている経血をトイレに流し、さっと水で洗います。外出先であればノンアルコールのウェットティッシュでしっかり拭いて、再び挿入するという方法で良いと思います。1日1回は石鹸で洗うのがいいので、家に戻ったらきちんと石鹸を使用して洗いましょう。石鹸は無香料を選ぶとカップ自体に匂いがつく心配がありません。私は、シャワーで体を洗う時に、カップも一緒に綺麗に洗ってから再び入れています。月経の前後は、煮沸消毒または消毒液で浸け置き消毒をしてください。具体的にいうと、ミルトンなど哺乳瓶を消毒するような液に浸けるとしっかり消毒ができて清潔に使用できます。


初めは出し入れなどに少し苦戦しますが、慣れてくるとかさばるナプキンを持ち歩かなくて良い、交換の頻度が少ないなど、とても便利な生理用品です。


是非、一度トライしてみてください!


下の画像クリックで動画「月経カップの使い方(How to use: Menstrual Cup)」↓↓↓


 

ー助産師Kana(かな)ー 病棟助産師として5年間勤務。「思春期の性教育」や「性の健康」について女性が自分にポジティブに向き合えるように活動中。5年間勤めた病院を辞め、1年間シドニーでも性の健康について視野を広げる。その時の様子などはこちらのインスタから💁‍♀️


 

會澤貴美代(あいざわ・きみよ) WOMENCANFLY.CO代表。兵庫県神戸市生まれ。 高校時代にニュージーランドへ短期留学し、広大な大地と異文化に感銘を受ける。以降、働きながら海外旅行や海外留学に。その後、公益財団法人都市活力研究所にてライフサイエンス、オープンイノベーション及びインバウンド関連の地元産業を活性化させることを目的とするアカデミーやセミナーを運営。2018年よりオーストラリアへ移り住み、地元日系メディアで訪日外国人観光客を対象としたアウトバウンド事業を担当。2019年11月、日本の女性が輝く未来を創造すべく(or 日本人女性のスキルアップや夢の実現を応援するため)、「WOMENCANFLY.CO」をシドニーにて創業。現在は、ITソフトウェア会社と日系レストランでの勤務、さらにはビジネススクールに通いながら、「WOMENCANFLY.CO」の活動に奮闘している。


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